就職に強いってのは・・・

私のゼミ生の就職率が高いのには理由がある。当たり前だ。何故なら、企業の経営者としての目で「自分の会社で欲しい人材」に育てることを基準に指導に当たっているので、それなりのレベルには到達するという訳だ。他の先生方とは明らかにソコが違う。最近の就職委員会の指導方針は、学生の気持ちが折れないように「優しく」「自信を持たせるように」指導の際には配慮してください、となっている。

 

しかし、気持ちは分からなくもないが、そんなぬるま湯に浸かったような指導では、仮に入社できても現実の厳しさに対応できないのではないかと心配だ。言っておくが、「厳しい指導をする」のと「精神的フォローをしない」というのとは同じことではない。ちなみに、私の大学教員としてのキャリアは、2005年に入学した学生を2006年からゼミで受け持った時に本当の意味でスタートした。その彼らを2009年に卒業させて以降、今年2013年まで5年連続で就職率は100%を誇る。

(※ただし、この数値には少し説明が必要で、卒業と同時には就職が決まらなかった者もいるが、それでも6月迄には決めているのでそれもカウントしている。いずれにしても現代のご時世からすれば優秀であろう。)

必然的にゼミメンバーとは在学中に3年間付き合うことになるが、その間が順風満帆に済むとは限らない。中には全く理解に苦しむのだが、競争率の高いセレクションまで受けてスポーツビジネスコースのゼミに入っておきながら、大学をやめてしまう者もいる。それが家庭の事情となればやむを得ないが、それ以外の理由で退学した者も過去に4人いる。

・消防士になる

・その他の公務員になる

・勉強に対するモチベーションは全くなく就職先も見付けた

・この大学での勉強に対するモチベーションは全くなく目指している専門職に必要な知識と技術を身に付けたいという理由での退学だった。

公務員なんて大学卒業してた方が給料も良いのにね。要は昔なら大学に入れなかったはずの学力の子でも入学してきているということだ。結局はミスマッチが理由なのだろうと受け入れるしかないが、就職した後にそういうごとになるのはあまり良いことではない。そこで、ミスマッチを避けるためのコツを伝授し、無駄のない就職活動をさせる訳だ。

そのためには…
◆スタートのタイミングを誤らないこと
◆折れない気持ちを持っていること
◆何にでも興味を持てること
が最低限必要である。理由を説明しよう。

先ず、就職が簡単に決まる時代ではなくなっているので「時間」がかかることを覚悟しておかなくてはならない。しかし、3年の12月からしか就職活動は解禁されないので、それまでは公には動けない。逆に言うと、目一杯時間をかけるためには、3年の12月1日からスタートダッシュを切らなければならないのだ。そしてこのタイミングを制するためには、それまでのうちに自分の訪問したい企業やそのジャンルの業界について十分に調査・研究しておく必要がある。さもないと会社説明会では椅子を暖めるだけで帰って来なければならないし、面接では自分がダメ人間であると落ち込むことにすらなりかねない。
次に、書類選考を通過して(人気の企業ではそれ自体が難しい)面接に漕ぎ着けたとしても、そこで面接官に聞かれる質問に上手く答えられなかったり、グループディスカッションで他大学の学生ほど上手く喋れなかったりした時に、ネガティブな気持ちが心を占領してしまいそうになるかも知れない。しかし、そこで「自分はどうせダメな人間なんだ」と気持ちが折れてしまったのでは次へ向かうことができなくなってしまう。最後に、運良く希望先に入れたとしても、そこで任される仕事が自分のやりたい仕事であるかどうかは不明だ。その際に「嫌だなあ、こんな仕事」「こんなことをするために入った訳じゃないのに」と愚痴をこぼしてばかりの人間は、周囲に煙たがられるか、自分が精神的に病んで仕事を続けられなくなるのがオチである。

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