九州共立大学経済学部スポーツビジネスコース最大のイベント・・・

それは「合同活動報告会」である。このイベントは、自分が一年間何をやって来たのかを第三者にプレゼンするという形式で行われる。未熟な学生にとって、150名規模の列席者の前で話すプレッシャーは並大抵ではなかろう。しかも在学生ばかりではなく、外部からの招待客も多数参加されているのだ。

しかし、私の要求は高い。希望してスポーツビジネスコースに入って来たからには、それなりのパフォーマンスを発揮してもらわねば困るというものだ。安易なレベルで自己満足されても困る。

私が考える限り、コース生=ゼミ生の成長の鍵は、「なりたい」ということをどれだけ追求できるかにある。「やりたい」とは違う。これは私がコンサルティングしている企業のスタッフにも話していることだ。それを理解するには言葉の持つ意味や深みを考えてみると良い。

「やりたい」には責任感が乏しく、ともすれば自己満足の域を超えないことが少なくない。しかし「なりたい」は違う。そこに付随してくる責任感や使命感の重みがある。

具体的には…
A.私はスポーツ大会を企画したい
B.私はスポーツ大会の実行委員長になりたい
を比較してみると分かりやすいだろう。

企画も余程責任感とプライドを持って練らなければ、単なるアイデアの域を出ない。しょうもない広告代理店や媒体の営業担当者は、何も分かっていない新米経営者に広告の提案をして立派な「制作物」の代金を請求してくる。しかし、明細書には企画料と制作費としか書かれていない。決してどれだけ集客や販売出来るかを保証するものではないのだ。「やりたい」という感覚はそれと大差ないレベルだ。

これに対して「なりたい」を考えるタイプは、成功報酬型の仕事をする。これだけ稼ぐ(売り上げる)から儲けの3割を貰うぞ、と交渉してくるのだ。このやり方ならば依頼主も企画担当者もWIN-WINの関係となる。

今後はどちらにとってもプラスになる関係が築ける「人材」が求められるのではないかとみている。滅私奉公という考えを優先する気は無いが、「ここぞ」というタイミングならば経営者は必ずそういうモードに入る。それは結果的にクライアントのためにもなるからだ。

最近、旧い付き合いの経営者と腹を割って話す機会があったのだが、会社を託すのは息子ではなく上記の様なマインドを持った誰かになるだろう、とおっしゃっていた。

無責任な人間に大事な仕事を任せる者も企業も「いない」のだ。その真実を感じて理解して行動できる学生を育てきれなければ、私が九州共立大学経済学部に席を置く意味は無い。

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