人材を人財化するとはどういうことか?・・・

私は「あなたにしかできない仕事を任せられるあなたに育てること(本人としては”なる”こと)」だと教えている。当然、座学(理論)も実学(実践)も必要だ。

九州共立大学経済学部のスポーツビジネスコースの2ゼミ、すなわち森部ゼミと長野ゼミでは特に実践を重視してはいるが、理論を軽視している訳では決してない。

プロスポーツ球団やテレビ局等とコラボさせていただいたイベントの企画や運営に携わることが少なくないので「実践」の方が際立って見えるだけで、実は裏側の「仕込み=座学(理論)」の方が圧倒的に比重が高い。1日のイベントのために3ヶ月は軽く使っているのが真実だ。その間に当然知識をインプットし、知恵を創造しておかなければ、パフォーマンスをアウトプットできないのだ。

そして、イベント当日のパフォーマンスは実際には黒子役に徹する裏方業務なので殆ど目立つことは無い。つまり、スポーツビジネスが派手に見えているのは表のイベントやショップ運営の部分だけであって、業務の大半は地味で堅実な作業なのだ。それを履き違えると企業にとっても従業員にとっても不幸を生み、業界としては迷惑千万となる。

九州共立大学経済学部スポーツビジネスコースでは、スポーツビジネスを学ぶことで他のビジネスにも応用が利く、いわゆる「使える人材=人財」の育成を目標としている。これを「人財化」と読んでいる訳だ。

要卒単位取得のめどが立った時点でスポーツビジネスの世界に本気で興味を持てれば目指せば良いし、他のジャンルが面白そうであれば進路変更しても差し支えないだろう。実際にウチはそういう応用力を持たせるレベルまでは育てている。

最近、卒業生の進路状況を見て「スポーツビジネスに関係無い業種に進んでいる」ことに疑問を持たれる方もいらっしゃるようだが、業界の実態、殊に従業員1人当たりのギャランティを見れば、スポーツビジネス業界以外を目指すことを否定できるものではないことがお分かりになるに違いない。

また、例えばプロスポーツ球団の殆どは新卒採用枠を設けていない。従業員は基本的に「他業種」で営業や企画を担当してしかるべき「実績」を上げた経験を持つ方ばかりである。

本気でスポーツビジネス業界で食って行く道を選ぶのであれば、他の業界でも通用する能力を持っていなければ難しいだろう。こうした実情も踏まえて本学では教育を行っている。安心して任せていただきたい。

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