私は授業でよく“Time is money.”だ、と学生に話します。
調子に乗るとビジネス講習会でも話をするのですが、真意を掴めてお帰りになる方がどれほどいらっしゃることか。私は時間に追われて焦る場合、スリルを楽しんでいます。去年(2009年度)の卒業生は私が抱えている膨大な量の仕事を知っているから「先生、またロスタイムに入りましたね」なんて笑っていました。
時間に余裕があってゆっくりできそうな時には、新しい情報や知識を仕入れる活動に精を出します。普段はスケジュール通りの仕事をこなします。何だ、結局全部仕事してるじゃないか・・・と言える自分そのものが既に「ネタ」でもあります。好きでやっていることばかりだから大した事ではありません。
中には今の状態だけで判断すると単なる赤字になっている仕事だってあります。それなのに何故請け負うのか?大物は雑魚の後に出るものです。大穴は外れの後にやってくるのです。これまでもこれからもずっとそうです。私は身の丈を知り、自爆しないことだけが大切なことだと思っています。そのためのジャッジを一瞬一瞬やっていくだけ。正に綱渡りの如きスリル感です。フリーフォールもバンジーもお化け屋敷もこれに比べたら大したことではない、と思います。その子供騙しのようなスリルにさえ人はお金をかけるのです。だったら、仕事に時間に投資するのは当たり前だと思いませんか?
とは言え、自分以外の方にお奨めするには少し厳しいかも知れませんね。そんな私がコンサルタントを引き受ける場合は、自分の事の100倍は冷静に判断します。だからしたがった方は成功するんでしょうね。これまではそれをスポーツの世界で、フィットネスの世界で、美容の世界で証明してきました。これからのフィールドはビジネスの世界です。