社会基礎力について・・・

今までは何だかピン!と来るものが無かったのですが、昨日の『スポーツビジネス入門』の講義で学生に与えたテーマの解説をする中で触れたことで腑に落ちました。

昨日のテーマは「スポーツビジネスを概観する」だったのですが、
・より理解を深めるため
・学習に対するモチベーションを高めるため
という二つの理由から、三つの着眼点を与えました。

すなわち、
1)スポーツビジネスにはどのような種類があるのか?
2)そこではどのようなことが仕事になっているのか?
3)そこではどのような人物が求められているのか?
というものです。

この三番目に上げた「求められる人物像」を説明する中で、「社会人基礎力のレベルが高い人が求められる」という表現を用いました。この社会人基礎力とは経済産業省が掲げる「求められる人物」が備えていなければならない能力で、
・前に踏み出す力
・考え抜く力
・チームワーキングを遂行する力
によって構成されるものです。これらの全てを兼ね備えた上での特技や特性でなければ社会には有用ではない。そう断定されると「ドキッ!」としませんか?

このうち最もレベルが低いのが
・前に踏み出す力
でしょう。調子に乗った勢いや、後先考えない無謀さで、取り敢えず始めることはできます。

しかし、困難(トラブルや難しい課題)に遭遇した時に考えを巡らせて解決する能力を発揮できる人はそうそういません。ほとんどの人は二つのF(Fight と Flight)について後者を選ぶのです。「逃げるが勝ち」とばかりに。

この場合、自分一人なら当座を凌げるかも知れませんが、チームを抜け出しているのですから周囲の信用も信頼も失っています。これが怖い。次に自分が何を始めるにしても同じエリア内では0かマイナスからのスタートにしかならないからです。

人は一人では生きて行けないので、チームワークを大事にしていかなくてはなりません。組織を知り、立ち位置を考えて、自分の役割を果たし、全体の方向性を維持していかなくてはならないのです。それが出来ない人はやはり社会人としては失格でしょう。

「会社の歯車から抜け出す法」など自己ペースの仕事の在り方を啓蒙している人も少なくありませんし、ネットワークビジネスをやっている人達にはそういう哲学を声高らかに述べる方が多いのも事実です。

しかし、それで成功する人達は結局は「自分の組織」を維持するために、チームワークの重要性に再度ぶち当たることになるのです。組織の歯車から抜け出したのに、結局は組織を維持することに労力を使わなければならないのです。

お分かりでしょうか?結局のところ我々は社会基礎力を上手く活用しながら生きて行かなければならないのです。人生を豊かに継続するために・・・。

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