マジかよ?と疑うことを忘れてはいけません!

ついに10月入りしました。
年末まであと3ヶ月。
早いものです・・・

さて、それはさておいて、
毎日新聞WEB NEWSにアップされた9月29日水曜日の記事に・・・

『学力の高い子どもは「草食系」? 低い子は「野心的」』
という、何とも短絡的な記事を見つけました。

学力と進路の関係性が高いこと自体は論を待ちませんが、
「学力の低い生徒ほどチャレンジ精神が旺盛で将来の起業にも意欲的−−」というのはどのような根拠があって述べられたものでしょうか?

記事の詳細によれば、
「10代の子供たちの学力と将来の夢や目標との関連性を分析した調査結果について、
教育関連のNPO法人「次世代育成フォーラム・リスタ」(東京都文京区)が発表しており、
調査担当者は、学力が高い子供ほど「草食系」と分析しています」とのこと。

調査は今年4月、主に進学塾に通う首都圏や近畿地方など16都府県の中学生約1万8000人を対象に実施。国語、数学、英語の3教科の学力テストと、将来の目標や夢などを尋ねる58問の意識調査を併せて行い、学力テストの結果で上位、中位、下位の3グループに分けて分析しています。

つまり、「人口密集度の高い都市部で進学塾に通っている18000人」が対象というに過ぎません。この非常に限定的な標本に対する調査であのような極端なタイトルを付けるとは・・・。見出しを読むだけでは大変な間違いを招くことになりかねないと、改めて思い直しました。やはり新聞やニュースは細部まで読み込まなければ・・・

ただ、その限定的な標本に対する調査では「起業についてどのように考えますか」という質問がなされていますが、それによると・・・
■下位層の10.4%が「いつかは必ずチャレンジしたい」と答えたのに対し
■中位層は6.9%
■上位層は6.6%

逆に「チャレンジしたくない」と答えたのは、
■上位層は39.1%
■下位層は28.9%
と10ポイント以上の差が開いています。

大学卒業後の進路に関する設問では、
■上位層は過半数(58.6%)が「日本の企業や公務員などに就職する」と答えたのに対し、
■下位層は41.5%にとどまっています。

一方で、「プロスポーツ選手や芸能人など特技や才能を生かして個人で活動する」は、
■下位層の20%
■上位層の8.4%
だけだったようです。

いずれの質問項目でも回答には10ポイント以上の開きがついていますので、面白い研究だなとは思いますね。

担当者の説く「学力が高い子供ほど『草食系』で、いい大学に入り、安定した生活を目指している。逆に学力が低い子供は夢が大きく、野心的。今はただ、学力テストで結果が出せていないだけ」という考察も条件を揃えれば、他の地域でも参考になるかも知れませんね。
※記事は井上俊樹氏

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