経済産業省がしきりにその必要性を訴えている「社会人基礎力」を持っている社会人が一体どれほどいるでしょうか?
大学ではリテラシー教育に力を入れているものの、
名前からして学生に馴染むはずもなく、
のっけから形骸化しているように思えてしまいます。
実際に教壇に立ち、ゼミで触れ合い、研究室でフォローしてみたら良く分かるのですが・・・
本当に
それは驚く程に
・読みも
・書きも
・計算も
できない学生ばかりです。
私の職業は元々Jr.を含むアスリートの育成ですから良く分かるのですが、
できないことを無理強いしようとしても
・ケガをしたり
・トラウマを抱えたり
する「だけ」です。
できないことをできるようにするのが「指導の」プロと言うものでしょう。その点で大学はシステム的にプロではない。
・分数や小数を含む複合的な計算問題
・漢字の書き取りや言葉の用法
はとても重要な能力です。そこがほぼ出来ていない。
(逆に出来ている人は目立つので、結果的には就活でも有利です。)
よく「今の大学生の学力は中学生レベルだ」と評されますが、
とんでもない間違いです。
少し難しい小学6年生の問題も解けませんよ。
それを「良し」としてきたのがこれまでの日本。
「学校で習った勉強なんて実社会では使わないんだから」と高を括ってきたのです。
その成れの果てが今の日本。
このままで良いはずも無いと思うのですが。
ちなみに森部塾ではミーティング前に脳のウォームアップを兼ねてよく算数の問題を解かせています。その取り組む様を見ていると学力だけではなく、性格や特性までよく分かります。
重要な事は・・・
「解けない問題を目の前にした際にどういう行動をとるのか?」
という事なのです。
人生には難問・奇問が続出します。
逃げてばかりで上手く行くはずがありません。
急がず回っても到着できない時、
諦めるタイプが拾ってもらえる時代ではなくなりました。
学生にはしっかりとその事を伝えて行こうと思います。
今日から後期が始まります。。。
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