解答に先立ち・・・

先日アップした四角椎を切断する問題についてのものです。

結局、誰も解けませでした。
そう、誰も。
ゼミ生だけではなく、学外の方も・・・。
中には大学や高校の先生方も含まれていました。

(専門家でないと解けないのか?)と錯覚するほどです。
尤も、世の中はそれで回っているので別に構わないのですが、

このような算数の問題を解かせる私の関心と狙いは・・・

「森部塾の人間がどういう行動に出るか?」ということにあります。

あの問題を出して「二日後までに解答するように」と指示を出していました。

実はこの時点で問題が解けるとは思っていませんでした。いい大人が、それも専門でないとは言え、大学や高校の教員でも解けない問題を就活の一般教養如きで手こずっている大学生に解けるとは思えませんでしたから。

だから「正答」が出るかどうかではなく、「どういう反応をして、どういう行動に出るか?」が興味と関心の的だったのです。

彼等は、全員ではありませんが、解答をメールで送ってきました。中には紙や粘土で工作して模型を作った者もいました。他にも電話をかけてきたり、研究室を訪問したりして
解法を習う者もいました。一方で無反応、無回答の者が半数を超えました。

彼等は正に色々なタイプの人間で、それぞれに際だった個性があって、何ら不思議ではありません。普通のことです。

しかし、私ならその中の誰かを採用しなければならない状況下に置かれたら、必然的に誰を選ぶかは決めています。

いや、正確には「決まっている」と言った方が良いでしょう。

ネット全盛を迎えた現代でも人間の脳の構造や仕組み、機能からすれば、バーチャルではなくリアルなコミュニケーションが取れるかどうかは、良好な人間関係を構築出来るか否かということに直結します。

意見や考え方が同じであるかどうかということではなくて、仮に考え方に齟齬があるとしてもそれを互いにどう理解し合えるような関係が取れるかは大事ではないでしょうか?

昨日、大学は春休みになっているにも関わらず、4人のゼミ生が研究室を訪ねて来て、問題の解法・解答に躍起になって取り組んでいきました。

一つのゴールに向かって協議して取り組む彼らは、たった一問の算数の問題でチームワークやコミュニケーション、ヒアリングやコンセントレーション、シンキング・フレキシビリティ等、会社の仕事で重要であるエレメントについて学んだ訳です。

複数の人間が共通の問題に同時に向かい合い、「一つのゴールに向かって」真剣に議論できる人間関係を築くことができるかどうか?そこに「個人的な」興味や関心があるかどうかは、企業にとってはどうでも良いことなのです。

就職活動や営業活動に苦戦している全ての方に老婆心ながら申し上げた次第です。

さて、次回はいよいよ解答です。

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